歌う前に食べた物や時間によって歌に悪影響が出ることがあります。良く言われるのが、お酒を飲んだ時に歌うのはあまり良くないなどですね。
これはアルコールによって声帯の水分が少なくなり、その状態で歌を歌うと声帯が充血し炎症を起こす可能性があるからですね。
このように歌を歌う時に食べない方がいいものは他にもいくつかあります。
実際に歌手の方などコンディションを落とさない為に歌う前の食べ物には気をつけている方がたくさんいますし。長くボイトレをしている僕も気をつけています。もちろんボイトレ の先生にも食べない方がいいものについて教えてもらったこともあります。
今回はこのような歌う前に食べたものによって出る影響をすこし深掘りして解説していきたいと思います。
もくじ
歌う前に食べた物によって出る影響とは
食べ物によって、歌いやすさが左右されることは多々あります。声が出し難かったり、喉が痛くなったりですね。
まずは食べる物の種類、食べる時間によって、歌にどんな影響が出るのかを解説していきます。
歌う前に食べない方がいい物
食べ物が喉に出る影響には個人差が出てくるので、今から紹介する食べ物を自分が食べた時に声が出づらかったりしてないか考えてみてください。
辛い食べ物
辛い食べ物は声帯に直接の影響はありませんが、食べることで喉が痛くなり歌いづらくなるので、控えた方がいいですね。
声を出す時は感覚が重要になってくるので喉に違和感があると声が出しにくくなることがあります。想像してみても喉が痛いのに声は良く出るなんてところ想像できませんよね?
なので、食べてはダメと言うわけではないですが、少し控えるようにした方がいいですね。
あと、胃酸が良く出る方などは戻ってきた胃酸で声帯がダメージを受けることがあるので注意してください。
アルコール
アルコールは冒頭で紹介しましたが、アルコールを摂取すると、利尿作用により体の水分が少なくなってしまいます。その結果、声帯の水分も少なくなる為、上手く声が出なかったり、充血してポリープになったりすることがあります。
なので、歌う前はお酒を飲まない方がいいですね。歌った後も喉が疲れているなら控えた方がいいと思います。
乳製品
牛乳やチーズなどの乳製品は食べると痰(たん)が絡みやすくなるので、食べるのを控えた方がいいですね。
ただ歌う2〜3時間前の食事だとそこまで影響は出ないので、歌う際の飲み物などでミルクが入っているものはやめておきましょう。
烏龍茶
烏龍茶も声帯の油分を奪ってしまう為、歌いづらくなりやすいです。
声帯はある程度潤っていないと上手く声が出せないので、声帯の油分を奪ってしまう烏龍茶は控えた方がいいでしょう。
炭酸水
こちらも声帯に直接影響が出る食べ物ではありません。ですが喉がイガイガしたりする人は控えた方がいいでしょう。
歌う前に食べた方がいい物
実は食べない方がいい物と比べて、食べると歌いやすくなる食べ物というのはあんまり存在しません。
生姜湯
生姜湯は血行を良くして体を温めてくれる効果があります。声帯の血行が良くなり、何もしないで歌うよりも声が出やすくなるのでオススメです。
歌うどれくらい前にご飯を食べた方がいいのか
目安は歌う2〜3時間前くらいがいいですね。あくまで目安なので人によって違いが出ますね。
感覚としてはがっつり運動もできるくらいの腹加減が一番歌がうまく歌えると思います。
歌は運動
歌はスポーツと一緒で全身を使って歌います。
空腹だと体のエネルギーが足りてないので上手く歌えません。スポーツをしている時にお腹が空いてあまり動けないなってことありませんか?空腹で歌っていると同じように力が入らずに声がうまく出せないことが多々あります。
逆にお腹がいっぱいだと、歌いづらいですし、気持ち悪くなったりします。これもスポーツと同じですね。
なので、運動ができるくらいの状態が一番歌がうまく歌えるんですね。
歌っている時に食べるといい物
消化に時間がかかるので、歌っている時に食べた物の影響はそこまで出ません。なので食べた方がいいものは特にないんですが。普段より水分を取るようにしておきましょう。
歌を歌っている時は普段より声帯に息が送られるので声帯が乾きやすいです。その為普段と同じくらいの水分量だと声帯が乾いていくことがあります。そうなると喉を痛めてしまうので、喉の乾燥を感じないくらい水分をとってください。
とは言っても過剰に取る必要はないので、喉がちょっといつもと違うなと思ったら水を多めに取るくらいの意識で大丈夫です。
そこまで神経質になっても歌はうまく歌えない
ここまで食べ物によって出る喉の影響について解説しましたが、実は食事はあまり気にしなくていいと思います。
なぜなら食事によって出る影響には個人差がかなりあるからですね。
実際に僕は乳製品をとってもそこまで端は絡まないですし、歌う時に烏龍茶を飲んだりしてますね。逆に辛いものはかなり喉が痛くなるの食べないようにしています。
このように気にしなくても問題ない物の方が多く逆に神経質になるほうが良くないと思います。食べ物を変えたおかげで歌がうまくなるということはないので、歌を上手く歌いたい人は食事よりボイトレなど歌のスキルをあげることに意識を向ける方がいいと思いますね。
ただ日常で食事をしていて、食べた後に喉が変だなとか声が出しにくいなと感じる時はその食べ物があなたにあっていないことがあるので、歌う前は食べないようにするといいですね。
メンタルも大事
最後に歌はメンタルによってかなり変わるので、もし食べに方がいいものを食べてしまっても、気にせずいきましょう!
ネガティブに考えるとそれが、直接歌に影響してしまいます。おそらく良くないものを食べた時より歌が下手になるので、先ほども書きましたがあまり気にせずポジティブな気持ちで歌うと、不思議と歌も上手く歌えるようになりますよ。